宇宙的伝承とのアクセスポイント

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ゾロアスターの神々

ゾロアスターの神達

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サモンズボードの第5弾ガチャシリーズの『創炎の神話』

ザラシュトラアナーヒターアムルタートミスラアジ・ダハーカについてです。

紀元前の宗教の開祖と崇拝される神達でした。

 

ザラスシュトラ

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アヴェスター語:Zaraθu?tra、ペルシア語: Zarto?t ,??????、紀元前13世紀?~紀元前7世紀?。

ゾロアスター教の開祖である。

(古代ペルシアを起源の地とする善悪二元論的な宗教である。『アヴェスター』を根本経典とする。

ゾロアスター教の信仰神一覧:

アフラ・マズダー、アムシャ・スプンタ、スプンタ・マンユ、ヤザタ、ミスラ、

スラオシャ、ラシュヌ、ティシュトリヤ、アシャ・ワヒシュタ、ズルワーン、

アナーヒター、ウルスラグナ、フラワシ、ジャムシード、ダエーワ、アンラ・マンユ、
ジャヒー、アジ・ダハーカ、ザッハーク、アエーシュマ、ドゥルジ、サルワ、インドラ

 

近年の研究では、前10世紀から前11世紀にかけて活躍したといわれるが、研究者によって異なる。

たとえば、前1750年から前1500年にかけて、

また前1400年から前1200年にかけて、

イランの伝統では前570年頃、パールシー教では前6000年より以前ともされる。

 

一神教を最初に提唱したともいわれるが、ゾロアスター経典の中には、

古代アーリア人に共通する多くの神々が登場する。

したがって、

正確には「数多くの神々の中から、崇拝に値する神をアフラ・マズダーだけとした」人

物である。

その教えは、ユダヤ教、キリスト教に影響を及ぼし

また初期仏教にも影響を及ぼしていると一般に言われる。

ただしその影響力を絶対視する向きから、かなり限定的に見たり、

時にまったく皆無であったとする見方まで、さまざまである。

 

ニーチェの著作『ツァラトゥストラはかく語りき』の影響から

「ツァラトゥストラ」として有名だが、

これはペルシア語での呼称をドイツ語読みしたものである。

日本語では英語名の転写ゾロアスター(Zoroaster)の名で知られるが、

これは古代ギリシア語での呼称である

ゾーロアストレース(Ζωρο?στρη?, Z?roastr?s)
に由来する。

 

ザラスシュトラの本来の教えは、

イランの神話的聖典である『アヴェスター』内の「ガーサー(英語版)(韻文讃歌)」

部分の記述がそれに相当すると考えられる。

インドの『リグ・ヴェーダ』などとの言語学的比較から、

ガーサーは紀元前15世紀頃から紀元前13世紀頃に成立したと考えられる。

ここからメアリー・ボイス(英語版)などは、

ザラスシュトラの生存した年代をこの期間のいずれかに比定している。

 

ザラスシュトラの教えは、後にゾロアスター教としてまとまった宗教体系となるが、

ザラスシュトラの教えが述べられているとされる聖典『アヴェスター』が文字で記録されたのは後3世紀のサーサーン朝ペルシアの時代である。

この時代には、ペルシア語は中世ペルシア語となっており、

アヴェスター語とも呼ばれる古代ペルシア語はこの当時すでに解読が困難であった。

特にその最古層に属するガーサー部分は、今日でも解釈に異論があり確かなことが分からない。

ザラスシュトラ自身の教えの言葉が含まれるとされるガーサーは古代ペルシア語の方言で記されており、

一層解読に問題がある。

 

ニーチェの時代、ヨーロッパではザラスシュトラの思想は一つの流行となっていた。

ニーチェがどこから資料を得たのか不明であるが、後年の研究成果と比較しても、

かなり正確な知識を持っていたと思える。

ただ、その著作『ツァラトゥストラはかく語りき』は、

ニーチェ自身の思想をザラスシュトラに仮託して述べたものであり、

ゾロアスター教との相関はほとんどない。

ザラスシュトラの教えには、「永劫回帰」などはない。

恐らくは、リグ・ヴェーダ中の記述と混同した結果のニーチェの誤認である。

(永劫回帰に近い、全ては無から生じ無に還るの記述は、

ヴェーダのガーターなどヒンドゥー起源の書物に繰返し引用されている。

しかし、基本的にガーターはニーチェほどのラディカルな回帰性にない。)

 


アナーヒター

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アナーヒター(An?hit?)は、ペルシア神話に登場し、

ゾロアスター教において崇拝される女神。

 

アナーヒターはアヴェスター語形で、パフラヴィー語ではアナーヒト(An?hit)といい、

いずれも「清浄」を意味する。

他にもナーキッドという別名もある。

ゾロアスター教神学では中級神ヤザタに分類されるが、

主神アフラ・マズダーと太陽神ミスラに匹敵する人気を誇る。

 

本来は川や水を司る水神である。

この女神は世界の中央にそびえたつアルブルス山の頂から流れ出す川を守護するとされ、

この川は、あらゆる水路・川・入江・湖沼の源であると考えられているため、

アナーヒターはそれら広くの女神とされている。

更に、この川の水が生命を育成する源泉と考えられ、

アナーヒターは健康、子宝、安産、家畜の生殖・作物の豊穣の神ともされ、

財産や土地の増大をも司る。

その絶大な神徳から、サーサーン朝ペルシアの時代には極めて篤く崇拝された。

この女神はハラフワティー・アルドウィー・スーラー(Harahvat? Ar?dv? S?r?)、

すなわち「水を持つ者、湿潤にして力強き者」と呼ばれていた。

このハラフワティーという名から、

同じく川の女神であるインド神話の

サラスヴァティー

(芸術、学問などの知を司るヒンドゥー教の女神である。

日本では七福神の一柱、弁才天(弁財天)として親しまれており、

仏教伝来時に『金光明経』を通じて中国から伝えられた。)

と同起源と考えられている。

またペルシア7曜神では金星神とされる。

 

アナーヒターは力強い色白の腕を持ち、四角い黄金の耳飾りと、

百の星をちりばめた黄金の冠をかぶり、黄金のマントを羽織り、

首には黄金の首飾りを身に付け、

帯を高く締めた美しい乙女の姿をしているといわれる。

バビロニアのイシュタルと習合し、このとき容貌、装束、性格、祭儀もバビロニア的となる。

ヘレニズム時代になるとギリシャでも崇められるようになり、アフロディーテとも習合した。

ギリシャ語でアナイティス(’Ανα?^τι?)と呼ばれる。

また、リュディア

(アナトリア半島 (現在のトルコ)のリュディア地方を中心に栄えた国家)

ではキュベレやアルテミスと同一視された

 


アムルタート

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アムルタート (Am?r?t?t) とは、

ゾロアスター教において崇拝される善神 アムシャ・スプンタの一人である。

その名はアヴェスター語で「不滅」を意味する。

 

パフラヴィー語ではアムルダード (Amurd?d)、現代ペルシア語でモルダード (Mord?d) と呼ばれる。

アルメニアではこの名前を借用し、マロウト花として民間祭儀に使用した。

イスラム教ではマールートという天使の伝承に変化した。

 

女神と考えられ、同じく女神のハルワタートと密接不可分とされる

また、食物を司るとされ、悪神ザリチュ(渇き)の敵対者である。

スプンタ・マンユが創造した世界の七つの要素のうちの植物の守護神とされる。

 


ミスラ

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ミスラ(Miθra)とはイラン神話に登場し、

英雄神として西アジアからギリシア・ローマに至る広い範囲で崇められた神。

インド神話の神ミトラ(????? [mitra])と起源を同じくする、

インド・イラン共通時代にまで遡る古い神格である。

その名は本来「契約」を意味する。

 

ゾロアスター教のミスラ

ミスラは、司法神であり、光明神であり、闇を打ち払う戦士・軍神であり、

牧畜の守護神としても崇められた。

古くはアフラ・マズダーと表裏一体を成す天則の神だったが、

ゾロアスター教に於いてはアフラ・マズダーが絶対神とされ、

ミスラはヤザタの筆頭神に位置づけられた。

このような変化があったものの、

「ミトラはアフラ・マズダーと同等」であることが、

経典の中に記され、初期の一体性が保存された。

中世の神学では特に司法神としての性格が強調され、

千の耳と万の目を以て世界を監視するとされる

また、死後の裁判を司るという。

 

インドのミスラ

インド神話では、契約によって結ばれた「盟友」をも意味し

友情・友愛の守護神とされるようになった。

また、インドラ神など他の神格の役割も併せ持った。

『リグ・ヴェーダ』などではヴァルナとは表裏一体を成すとされる。

この場合ミトラが契約を祝福し、ヴァルナが契約の履行を監視し、

契約に背いた者には罰を与えるという。

ミタンニ文書でも、ミトラはヴァルナ、インドラ、ナーサティヤとともに現れる。

後世のインド神話ではあまり活躍しない。

アディティの産んだ十二柱の太陽神(アーディティヤ神群)の一柱で、

毎年6月の一カ月間、太陽戦車に乗って天空を駆けるという。

 

イランのミスラ

「ミスラ」という語形はインドのミトラに対応するアヴェスター語形で、

パフラヴィー語ではミフル(Mihr)、ソグド語ではミシ(Mi?i)、

バクトリア語でミイロ(Miiro)という。

古くは、インドと同じく契約・約束の神だったが、

中世以降は友愛の神、太陽の神という性格を強めた。

民間での信仰は盛んで、ミスラを主神とする教団も有った。

ミトラ一神教という動きもあった。

 


アジ・ダハーカ

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アジ・ダハーカ(A?i Dah?ka)はゾロアスター教に登場する怪物。

バビロン(古代メソポタミア地方)にあるとされているクリンタ城に棲む。

3頭3口6目の容姿を持ち、竜のような体型をしている。

悪神アンラ・マンユの配下であり、あらゆる悪の根源を成すものとして恐れられた。

アジは「蛇」という意味だが、ダハーカの意味はよくわかっていない。

 

インド神話の敵対的種族ダーサと同語源であるという説、

「人」という意味で「人-蛇」を意味するという説などがある。

文献的には『アヴェスター』(前12~6世紀ごろ?)が最古のものだが、

図像表現に限るならば紀元前2100~1800年のバクトリアにさかのぼる。

 

神話においては、千の魔法などを駆使して敵対する勢力を苦しめ、

アフラ・マズダー配下の火の神アータルなどとも激しく戦った。

その後、英雄スラエータオナがアジ・ダハーカを退治しようとするが、

剣を刺してもそこから爬虫類などの邪悪な生き物が這い出すため、

これを殺すことができなかった。

そのため最終手段としてダマーヴァンド山の地下深くに幽閉したといわれる。

 

比較神話学的には、アジ・ダハーカはインドの蛇の怪物ヴリトラに対応すると考えられている。

ヴリトラの別名アヒ(ahi, 蛇)がアジ(a?i)と言語学的に対応し、

3つの頭という属性が、

ヴリトラとセットになって神話に登場するヴィシュヴァルーパに対応するとされる。

元来はゾロアスター教以前の古代ペルシャ神話に登場する人間や家畜を殺す怪物だった。

 

イスラム教化後のイランでは、

フェルドウスィーの『シャー・ナーメ』に悪王ザッハークという名前で登場し、

フェリドゥーン(ゾロアスター教におけるスラエータオナのこと)に退治される。

解き放たれた暗黒竜は人、動物の3分の1を貪るという

しかし神話的英雄であるクルサースパに倒され最終的には殺される運命にある。

 

 

1人の開祖とその宗教の神達。

という形でした。

1名?は怪物でしたが。

精霊とは

精霊

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サモンズボードの第3ガチャシリーズの『精霊使い』シリーズ。

サラマンダーウィンディーネシルフウィスプシェイド

以上の精霊についてです。

 

四精霊

四精霊(しせいれい)は、の四大元素の中に住まう目に見えない自然の生きもの、

あるいは四大元素のそれぞれを司る四種の霊である。

四大の精、元素霊(英語: elemental spirits、ドイツ語: Elementargeister)、
エレメンタル(英語: elementals)ともいう。

エーテルのみで構成された身体を有する擬人的な自然霊で、パラケルススの論じるところでは、

霊でも人間でもなく、そのどちらにも似た生きた存在である。

パラケルススはこうした存在をドイツ語で ding (もの)と呼んだ。

(パラケルススはスイスアインジーデルン(英語版)出身の医師、化学者、錬金術師、神秘思想家。

 悪魔使いであったという伝承もあるが、根拠はない。)

 

水の精霊:ニンフまたはウンディーネオンディーヌまたはニンフ

地の精霊:ピグミーまたはグノームグノーム

火の精霊:ザラマンデルまたはヴルカンサラマンダー

風の精霊:ジルフまたはシルヴェストルシルフ

 

 

 

サラマンダー

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四大元素を司る精霊(四精霊)のうち、"火を司るもの"

手に乗る位の小さなトカゲもしくはドラゴンのような姿をしており、
燃える炎の中や溶岩の中に住んでいる。

"サラマンデル""サラマンドラ"とも。

 

上記の通り、炎を操る特徴からファイヤー・ドレイク

(ルト人(古代北西ヨーロッパ人)やチュートン人および

 古代デンマーク人(デーン人)の伝承に登場するドラゴン(もしくは蛇)の一種である。)

と同一視されることもある。

 

実在の生物として

両生類のうち、有尾類(有尾目)に属する動物の英名。

日本において海外から主にペットとして紹介される有尾類は、

「〜 salamander」の英名を持つが、これに対応する適当な日本語がないため、

「〜サラマンダー」と呼ばれることが多い。

日本語に訳すときには「サンショウウオ」とされる場合が多いが、

サラマンダーは、イモリ亜目とサンショウウオ亜目を区別せずに呼ぶ言葉であるため、

日本のサンショウウオの仲間でない場合がほとんどである。

主に陸棲傾向の強い有尾類をサラマンダーと呼び、

水棲傾向の強い有尾類を日本語のイモリに相当するニュート(newt)と呼ぶ。

 


ウンディーネ

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四精霊(四大)のうち、"水を司る精霊"

語源は羅: unda(「波」の意)である。

他言語では、仏:Ondine(オンディーヌ)、英:Undine(アンダインまたはアンディーン)、

伊:Ondina(オンディーナ)。

 

湖や泉などに住んでおり、性別はないが、ほとんどの場合美しい女性の姿をしているとされる。

人間との悲恋物語が多く伝えられている。

パラケルススによると、ウンディーネには本来魂がないが、人間の男性と結婚すると魂を得る。

しかしこれには大きな禁忌がつきまとう。

ウンディーネは水のそばで夫に罵倒されると、水に帰ってしまう。

夫が不倫した場合、ウンディーネは夫を殺さねばならない(一旦水に帰った後でも)。

水に帰ったウンディーネは最終的には魂を失う。

 

ウンディーネを題材にした作品:

フーケの『ウンディーネ』

ドイツの作家フリードリヒ・フーケは、

1811年、美しき水の精霊ウンディーネと騎士フルトブラントの悲恋を主題とする
中編小説『ウンディーネ』を出版した。

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテも「ドイツの真珠」と
絶賛したドイツロマン主義小説の名作であり、たちまち数ヶ国語に翻訳された。

この作品は、多くの派生作品を生んだ。

 

ジロドゥの『オンディーヌ』

フランスの戯曲家ジャン・ジロドゥは、

1939年、フーケの『ウンディーネ』を原作とする戯曲『オンディーヌ』を書いた。

オンディーヌは美しい水の精であったが、騎士ハンスと恋に落ちて人間界へとやってくる。

しかし、オンディーヌの天衣無縫のふるまいに嫌気がさしたハンスは、

かつての許婚ベルタに心を移してしまう。

ところが、オンディーヌが人間界に遣わされるにあたっては水界の王との間に、

もしハンスがオンディーヌを裏切った時は、ハンスの命を奪ってもよいという契約が交わされていた...

 


シルフ

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別名:シルフィード。

西洋の伝説に登場する精霊である。"四精霊の一つ"

この言葉の起源はパラケルススであり、その著書の中でシルフについて、

空気の要素を持つ目に見えない精霊であるとしている。

 

西洋のパラケルススに由来する錬金術では、錬金術師や、関連する

薔薇十字団
(中世から存在すると言われる秘密結社。
17世紀初頭のヨーロッパで初めて広く知られるようになった。)

などの動きによって、

ヘルメス主義的な文献の中でたびたびシルフについて言及されている。

西洋の主流派で初めてのシルフに関する議論はアレキサンダー・ポープによってもたらされた。

 

『髪盗人』(イギリスの詩人アレグザンダー・ポープによって書かれた擬似英雄詩)

では、ポープによるシルフについて説明する理論を作り上げ、

薔薇十字団や錬金術に関するフランス語の文献を風刺している。

英雄詩や、疑似科学的な「暗黒の、神秘的な」文献、

とりわけ18世紀のイングランドやフランスの難解な英雄詩のパロディーの中で、

ポープは新しい錬金術をでっち上げ、その中でシルフについて神秘的、

化学的に凝縮された気難しい女性の体液であるとしている。

ポープの詩の中では、かんしゃくや虚栄に満ちた女性は、

その魂は天に昇ることのできない暗黒の霧となるために、死後にシルフになるとされた。

ポープの詩の中で、ヒロインのベリンダ(Belinda)には小さなシルフの一団が仕えていた。

彼らはベリンダの虚栄心を育て、また彼女の美しさを守っていた。

 

 

ウィルオウィスプ

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別名:ウィル・オー・ザ・ウィスプ(英: will-o'-the-wisp)

世界各地に存在する、鬼火伝承の名の一つ。

青白い光を放ち浮遊する球体、あるいは火の玉。

イグニス・ファトゥス(愚者火)とも呼ばれる。

他にも別名が多数あり、地域や国によって様々な呼称がある。 

 

夜の湖沼付近や墓場などに出没する。近くを通る旅人の前に現れ、

道に迷わせたり、底なし沼に誘い込ませるなど危険な道へと誘うとされる。

その正体は、生前罪を犯した為に昇天しきれず現世を彷徨う魂、

洗礼を受けずに死んだ子供の魂、拠りどころを求めて彷徨っている死者の魂、

ゴブリン達や妖精の変身した姿等ある。

 

その名は「一掴みの藁のウィリアム(松明持ちのウィリアム)」の意。

それを裏付ける伝承が下記のものである。

死後の国へ向かわずに現世を彷徨い続ける、ウィル(ウィリアム)という名の男の魂だという。

生前は極悪人で、遺恨により殺された後、霊界で聖ペテロに地獄行きを言い渡されそうになった所を、

言葉巧みに彼を説得し、再び人間界に生まれ変わる。

しかし、第二の人生もウィルは悪行三昧で、また死んだとき死者の門で、

聖ペテロに「お前はもはや天国へ行くことも、地獄へ行くこともまかりならん」と煉獄の中を漂うことになる。

それを見て哀れんだ悪魔が、地獄の劫火から、轟々と燃える石炭を一つ、ウィルに明かりとして渡した。

この時にウィルは、この石炭の燃えさしを手に入れる。

そして、その石炭の光は人々に鬼火として恐れられるようになった。

 

実態は、球電(自然現象)と言う稲妻の一種

あるいは湖沼や地中から噴き出すリン化合物やメタンガスなどに引火したものであるとされる。

 


シェイド

フォーセリア

(フォーセリアは、ファンタジー小説・ロールプレイングゲームの『ロードス島戦記』、
 『ソード・ワールド』、『クリスタニア』の舞台となる架空の世界。

 翻訳作品ではない日本国産の正統的な中世ヨーロッパ風ファンタジー世界としては、
 国内最大級の設定規模を持つシェアード・ワールド(共有世界)でもある。)

における精霊の一つ。

"闇の精霊"

 

恐怖も司る

生物にぶつけると精神にダメージを与える為、戦闘にも使用される。

 


以上が精霊使いシリーズで使用されている名前の精霊について。

闇の精霊に関しては、

実際の伝承などは関係無く、

1つのRPGシリーズに存在する精霊だということでした。

"精霊"として主に知られているのは

"サラマンダー""ウンディーネ""シルフ"の精霊達。

"ウィルオウィスプ"はどちらかというと、

火の玉等の霊的な存在としては良く知られている。

 

伝説上の種族達とは

伝説上の種族達

 

サモンズボードの第3弾ガチャシリーズの

『五種族の冒険者』シリーズ。

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彼らは、

神話や童話、民話やファンタジーの作品に登場する種族達

 

 

ドワーフ

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ドワーフ(dwarf、英語の発音はドワーフよりもドゥウォーフに近い)

人間よりも少し背丈の小さい伝説上の種族。

 

高度な鍛冶や工芸技能をもつとされており、

外観は男女共に背丈が低いものの力強く屈強で、

特に男性はその多くで長い髭をたくわえているとされる。

小人、矮人、侏儒、あるいは単に小人とも訳される。

 

北欧神話には闇の妖精ドヴェルグ(Dvergr)がいる。

太古の巨人ユミル(Ymir)の死体(=大地)から生じた。

 

ユミルとは、

北欧神話『スノッリのエッダ』に出てくる原初の巨人。

彼はまたアウルゲルミル(古ノルド語: Aurgelmir、「耳障りにわめき叫ぶ者」)とも呼ばれる。

ユミルの身体の各所から何人もの巨人が産み出された。

その中には頭が複数ある奇怪な姿の巨人もいたとされている。

 

生まれた当時はうじ虫だったが、神々の決定により人に似た姿と知性を与えられる。

その後も地中を好み、岩穴で暮らす。

彼らは信仰の対象ではなく、しばしば神々と対立する立場で登場するが、

対価に応じて神々の象徴となる魔力のある武器や宝の制作をする優れた匠としても描かれる。

ドヴェルグは太陽の光を浴びると石になる、もしくは体が弾け飛んで死ぬといわれる。

 

民間伝承の中の妖精ドワーフは更に奇怪な姿をしており、その姿は醜く、

老人のような皮膚を持ち、立った姿勢のままで腕が地面に付くほど長いとも言われる。

3歳で成人し、7歳で老人になるといわれる。

また、女性が存在しない為、新しいドワーフは石から作られるともいわれる。

 

『指輪物語』等の作者のJ・R・R・トールキンの架空世界である中つ国において

ドワーフは背の低い頑健な種族で、女性も含め全員がひげを生やしている。

他種族に対して植物や動物を含めてあまり親密とは言えず、植物を愛でることや乗馬などを苦手とする。

ホビットに対してはまだ友好的な場合が多いが、エルフに対しては昔から不信感を抱いている。

 


セイレーン

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セイレーン(古希: Σειρήν, Seirēn)。

ギリシア神話に登場する海の怪物である。

複数形はセイレーネス(古希: Σειρῆνες, Seirēnes)。

その名の語源は「紐で縛る」、「干上がる」という意味の

Seirazein ではないかという説が有力である。

 

上半身が人間の女性、下半身が鳥の姿をしているとされ、

海の航路上の岩礁から美しい歌声で航行中の人を惑わし、遭難や難破に遭わせる。

歌声に魅惑されて殺された船人たちの死体は、島に山をなしたといわれる。

 

セイレーンは、

河の神アケローオス(ギリシア神話に登場する河の神)と

ムーサ(ギリシア神話で文芸を司る女神たち)の間の娘とされる。

メルポメネー(ムーサの1柱、9柱のムーサたちのうち、「悲劇」「挽歌」を司る。)、

あるいはテルプシコラー(ムーサの1柱、9柱のムーサたちのうち、「合唱」「舞踊」を司る。)、

あるいはカリオペー(9神のムーサたちの長女で、「叙事詩」(叙情詩、エレジー)を司る。)との娘とされる。

海の神ポルキュース(ギリシア神話の神。大地母神ガイアと海神ポントスの子)とステロペー(ギリシア神話の女性)の娘ともされている。

 

2人、3人、あるいは4人であるとされており、

カリュブディス(ギリシア神話に登場する怪物。)付近のアンテモエッサ(「花の咲き乱れる」の意味)島にいた。

 

何人姉妹で構成されるかについては諸説あり、

二人の場合はヒメロペー(「優しい声」)とテルクシエペイアー(「魅惑的な声」)

三姉妹ではレウコシアー(「白」)・リゲイアー(「金切り声」)・パルテノペー(「処女の声」)

四姉妹ではテルクシオペイアー(「魅惑の声」)・アグラオペーメー(「美しい声」)・ペイシノエー(「説得的」)・モルペー(「歌」)からなるといわれる。

ガイウス・ユリウス・ヒュギーヌス『ギリシャ神話集』では、

テレース・ライドネー・モルペー・テルクシオペーの四姉妹で構成されている。

 

元はニュムペー(ギリシア神話などに登場する下級女神もしくは精霊)で、

ペルセポネー(ギリシア神話に登場する女神で冥界の女王)に仕えていたが、

ペルセポネーがハーデース

(ギリシア神話の冥府の神。例外的に一部の神話ではオリュンポス十二神の1柱ともされている。)

に誘拐された後に怪鳥の姿に変えられたともいわれている。

 

中世以降は半人半鳥でなく、人魚のような半人半魚の怪物として記述されている。

これは古代において海岸の陸地を目印に航海していたのに対し、

中世に羅針盤が発明されて沖合を航海できるようになったことから、

セイレーンのイメージが海岸の岩場の鳥から大海の魚へと変化したためではないかと考えられている。

 

西洋絵画ではセイレーンはしばしば描かれてきたのだが、

特にラファエル前派以降のイギリスの画家たちが男たちを誘惑する甘美なセイレーンの姿を描いている。

 


エルフ

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エルフ(英: elf, 複数形elfs, elves)。

ゲルマン神話に起源を持つ、北ヨーロッパの民間伝承に登場する種族。

日本語では妖精あるいは小妖精と訳されることも多い。

 

英語では、エルフ(elf)の複数形は、elfs, あるいはelvesである。

エルフとの関係やエルフの性質をあらわす形容詞に、elven, elvish, elfin, elfishがある。

現代ファンタジーにおける慣例では、綴りに「v」を含む形容詞elven, elvishは、

人間型のエルフに使われる。

これはヴァイキング時代の北欧神話のエルフ像と一致する。

綴りに「f」を含む形容詞elfin, elfishは、小柄なエルフに使われる。

 

北欧神話における彼らは本来、自然と豊かさを司る小神族であった。

エルフはしばしば、とても美しく若々しい外見を持ち、森や泉、井戸や地下などに住むとされる。

また彼らは不死あるいは長命であり、魔法の力を持っているとされている。

 

J・R・R・トールキンの『指輪物語』では、賢明で半神的な種族である「エルフ」が活躍した。

この作品が成功して以降、トールキン風のエルフは現代のファンタジー作品における定番となった。

 

エルフに関する最も古い記述は北欧神話にある。

最初期のエルフは、古ノルド語でアールヴ(a'lfr、複a'lfar)と呼ばれた。

同時期の記述は存在しないが、後の民間伝承に登場するアールヴと語源的に結びついた多くの単語の存在は、

エルフへの信仰が古代スカンディナヴィア(ヨーロッパ北部のスカンディナヴィア半島周辺の地域)人だけのものではなく、

ゲルマン民族全体で一般的であったことを強く示唆している。

 

エルフは北欧神話に様々な形で登場する。

現代の私たちが当時のエルフの概念を明確に定義づけることはできないが、

当時の人々はエルフを強力で美しい、人間ほどの大きさの存在として理解していたように思われる。

彼らは一般的に先祖崇拝と同様に、豊かさと結びついた半ば神聖な集団として言及される。

エルフの存在は自然の精霊や死者の魂に対するアニミズム的な信仰と類似していて、

ほとんど全て人間の信仰と通じるものがある。

 

北欧神話とキリスト教神話が混合した、スカンジナビアの民間伝承のエルフは、

デンマークではelver、ノルウェーではalv、スウェーデンでは男性がalv、女性がälvaと呼ばれている。

ノルウェーでの呼び名alvは、本当の民間伝承ではあまり使われず、

使われるときはフルドフォルク(huldrefolk)やヴェッテル(vetter)の同義語として使われる。

フルドフォルクとヴェッテルは大地に住む、エルフというよりはドワーフに近い存在である。

デンマークとスウェーデンでは、エルフとヴェッテルとは別の存在として登場する。

翼を持ったエルフ等も伝わっていた。

英国の民間伝承には小さく翼のないエルフも登場する。

 

北欧神話型のエルフは主に女性として、丘や石の塚に住むものとして、民間伝承にその姿を残している。

霧深い朝か夜の草原では、エルフたちが踊るのを見ることができた。

彼らが踊ったあとには円状の何かができた。

これはälvdanser(エルフの踊り)またはälvringar(エルフの輪)と呼ばれ、

この輪の中で小便をすると、性病にかかると信じられていた。

エルフの輪(フェアリーリング)は一般的に小さいキノコの輪(菌輪)でできていたが、

別種のものもあった。

 

ドイツの民間伝承では、エルフへは人々や家畜に病気を引き起こしたり、

悪夢を見せたりする、ひと癖あるいたずら者だとされる。

ドイツ語での「悪夢(Albtraum)」には、「エルフの夢」という意味がある。

より古風な言い方、Albdruckには、「エルフの重圧」という意味がある。

これは、エルフが夢を見ている人の頭の上に座ることが、悪夢の原因だと考えられていたためである。

 

J・R・R・トールキンの小説『指輪物語』は現代におけるエルフのイメージに影響を与えた。

トールキンのファンタジー小説において、「エルフ」は妖精の総称ではなく、

半神的な特徴を持つひとつの種族の名称である。

『指輪物語』に登場するエルフは身体能力が高く、知識に富み、魔法を使う。

人間ほどの背丈で、長く尖った耳をしている。

トールキンは、ホビットの耳はエルフのように尖らせてほしいなどと手紙に書き、

その意を汲んだイラストレーターらがエルフの耳を尖っているように描写した。

 

エルフを扱ったファンタジー作品の中には、人間との混血であるハーフエルフが登場するものもある。

多くの場合、ハーフエルフは人間とエルフ双方の特徴を受け継いでおり

人間とエルフの双方から差別的な扱いを受けることがしばしばある。

エルフと人間との異類婚姻譚はいくつかの神話にも描かれるモチーフであるが、

今日のハーフエルフの原型は『指輪物語』での設定に多くを負っている。

同作の半エルフは種族として固定されたものではなく、

彼らはエルフと人間のいずれの運命を選ぶかの選択を行い、

エルフの運命を選んだものは不死性を得たという設定である。

 

日本では、古来より超常的存在の主役は妖怪や神であり、

西洋的な妖精のイメージはなかなか定着しなかった。

しかし、1978年の『指輪物語』映画化を機に日本でもファンタジーが流行の兆しを見せ、

「エルフ」「オーク」といった言葉が徐々に身近になっていった。

その影響から、欧米の文学や民間伝承などに登場する妖精の総称としてのエルフ像よりむしろ、

同作で描かれるような固有の種族としてのイメージが日本におけるエルフのステレオタイプとなった。

 

現代の米国、カナダ、英国における民間伝承では、サンタクロースの助手としてエルフが登場する。

このエルフは緑色の服を着て、尖った耳と長い鼻を持つ。

想像上の彼らはサンタクロースの工場でクリスマスのプレゼントになるおもちゃを作り、包装している。

 


ケット・シー

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ケット・シー (Cait Sith)は、アイルランドの伝説に登場する妖精猫。

(ケット=猫、シー=妖精)

 

犬の妖精クー・シー(スコットランドに伝わる犬の妖精。名は「犬の妖精」を意味する

(クー=犬、シー=妖精))が、

妖精の家畜として外見以外は通常の犬に近い性質を持つのに対して、

ケット・シーは人語をしゃべり二本足で歩く上どうやら王制を布いて生活しているらしことがわかる。

また二カ国の言葉を操る者も居て高等な教育水準だということが伺える。

普通、犬くらいの大きさがある黒猫で胸に大きな白い模様があると描写されるが、

絵本などの挿絵では虎猫や白猫、ぶち猫など様々な姿で描かれる。

 

民話『猫の王様』より

1人の農民が満月の夜帰宅の途に着いていた。

村境のある橋の上に猫が集まっていたので好奇心からこっそり様子を伺ってみたところ、

猫たちが葬式のような行事を行い人間の言葉でしゃべっているのに仰天する。

猫たちは「猫の王様が死んだ」と意味不明な話を交わした後一匹残らずどこかへ逃げ去ってしまった。

不思議な気持ちを抑えきれず翌日妻にその話をしていたところ、

暖炉のそばで眠り込んでいた愛猫が飛び起きた。

「何だって!?それならぼくが次の王様だ!!」

猫は叫ぶと煙突から風のように外に飛び出して行き、二度と帰ってはこなかった。

 


ヴァンパイア

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吸血鬼(きゅうけつき、英: Vampire)

民話や伝説などに登場する存在。

 

生命の根源とも言われる血を吸い、栄養源とする蘇った死人または不死の存在。

その存在や力には実態が無いとされる。

狼男、フランケンシュタインの怪物と並び、世界中で知られている怪物のひとつだが、

これは映画の影響が強い。

また、用語の転用として、無慈悲に人々から利益を搾り取る人間なども指す。

 

ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』、シェリダン・レ・ファニュの『カーミラ』など、

多くの創作において登場してきた。

生と死を超えた者、または生と死の狭間に存在する者、不死者の王とされる。

凶悪な犯罪者の通称としても使われる。

バンパイヤ、ヴァンパイア、ヴァンピールなどとも書かれる

 

一般に吸血鬼は、一度死んだ人間がなんらかの理由により不死者として蘇ったものと考えられている。

現代の吸血鬼・ヴァンパイアのイメージは、ヨーロッパにルーツがある伝承のイメージが強い。

吸血鬼の伝承は古くから世界各地で見られ、

古代ギリシアのラミアーやエンプーサ

古代バビロニアのアフカルを皮切りにテッサリアの巫女

ブルーカ(ポルトガル)ドルド(ドイツ)

東ヨーロッパのヴァンパイアに加え、アラビアのグール

中国のキョンシー等がある。

この場合、吸血鬼という名称が用いられているが、

人間の血を吸う行為は全ての吸血鬼伝承に共通するものではない

 

カタレプシー(蝋屈症)を死亡と信じた人々によって埋葬され棺の中で蘇生した人や

死蝋など埋葬された時の条件によって腐りにくかった死体への錯誤

あるいは黒死病の蔓延による噂の流布により生まれたとされる。

 

語源には諸説有るが、1730年代における英語の出版物に「Vampire(Vampyre)」の文字があるため、

それ以前の時期から使われていた語とされている。

一般的にはリトアニア語の「Wempti(飲む)」由来とされる他、

トルコ語の「Uber(魔女)」

セルビア・クロアチア語の「Pirati(吹く)」も提唱される。

ただしヴァンパイアという言葉が一般的に使用されるようになる18世紀以前から、

世界各地に吸血鬼伝説があり、それぞれの名前で呼ばれている。

中国では、キョンシー以外にも、古来より「吸血鬼」という語があり、

これは血を吸う悪霊・亡者という様な意味であったが、

転じて現代では欧米風のヴァンパイアの意味としても使われている。

 

一度死んだ人間が蘇ったもの、生きているもの、幽霊のように実体が無いもの、

魔女、精霊や妖怪などの人間ではない存在、狼男、変身能力を持った人間、吸血動物、

睡眠時遊行症者が該当する。

 

古くから血液は生命の根源であると考えられており、

死者が血を渇望するという考えも古くから存在する。

例えばアステカでは人間の心臓と血液を捧げる血の儀式があり、キリスト教では血が神聖視されている。

ギリシア神話の英雄で王のオデュッセウスが、

降霊の儀式を行う際に生け贄の子羊の新鮮な血を用いるくだりがある

このようなイメージが吸血鬼を生み出したと考えられる。

吸血鬼伝承の形態は、全ての民間伝承がそうであるように地域や時代によって一定しないが、

一度は葬られた死者が、ある程度の肉体性を持って活動し、

人間・家畜・家屋などに害悪を与えるという点では、おおむね一致している。

 

吸血鬼の姿は、

ぶよぶよした血の塊のようなものであるか、もしくは生前のままであるとされることが多い。

両者とも、一定の期間を経れば完全な人間になるとされることもある。

また、様々な姿に変身することが出来るとされる。

吸血鬼は、虫に変身する、ネズミに変身する、

霧に変身するなどの手段を用いて棺の隙間や小さな穴から抜け出し、

真夜中から夜明けまでの間に活動するものとされた。

特定の月齢や曜日、キリスト教の祭日などの日には活動できないとされる場合が多い。

吸血する際は、長い牙が出現するとされている。

また、最近では、獲物である人間を惹きつけるために、

美しい容姿を持つとされることが多い。

 

死者が吸血鬼となる場合は、

生前に犯罪を犯した、神や信仰に反する行為をした、

惨殺された、事故死した、

自殺した、葬儀に不備があった、

何らかの悔いを現世に残している、

などの例が挙げられる。

 

また、これらの理由以外にも、

まったく不可解な理由によって吸血鬼になることもあり、

東ヨーロッパでは葬られる前の死体を猫がまたぐと吸血鬼になるとされた。

 

吸血鬼がその活動によって与える害悪としては、

眼を見る・名前を呼ぶ・何らかの方法により、

血や生気を吸うなどの手段により人を殺す、

家畜を殺したり病気にする、

家屋を揺さぶる、

生前の妻と同衾し子供を産ませるなどの例がある。

 

近年では、

吸血鬼に生き血を吸われた人間や、

吸血鬼に殺された人間が吸血鬼になるとされることも多い。

 

ドイツでは胞衣を纏ったまま生まれた者は死後に、

ナハツェーラー(吸血鬼というよりは屍鬼?)と成ると言われる。

ギリシャのラミアーは、

ラテン語に入ってから女吸血鬼全般を意味するようにもなった。

またロシアではウプイリという、

人間の顔をした巨大コウモリ(美男や美女に変身できる)が伝承されている。

 

スラブの人々は4世紀ごろには既に吸血鬼の存在を信じていた。

スラヴの民話によると、吸血鬼は血を飲み、

銀を恐れる(ただし銀によって殺すことはできない)とされていた。

また首を切断して死体の足の間に置いたり、

心臓に杭を打ち付けることで吸血鬼を殺すことができると考えられていた。

 

ルーマニアで最も一般的な吸血鬼はストリゴイ

(自殺者、犯罪者、魔女、吸血鬼に殺された者、七番目の息子、

 猫に飛び越えられた死体、片思いの末に結婚出来ずに死んだ者が成る)である。

私生児の親から生まれた私生児が死後成ると言われている。

またブルガリアではウボウル・ヴァピール・ヴルコラク

ポーランドではウピオル

ロシアではウピルが知られている。

 

マレーシアでは空を飛ぶ頭と首のペナンガラン

(宗教的な苦行の最中に誤って首を切り落とした女性が成る)、

インドネシアでは強姦されて妊娠した女性が甦り、

男性の血を吸うスンダル・ボロンが伝えられている。

また、同じくマレーシアとインドネシアには、

ポンティアナックと呼ばれる白い服を着た女性の吸血鬼の存在が伝えられている。

 

永遠の若さをもつとされるのはヴィクトリア朝時代に入ってからである。

現在の吸血鬼の多くは、不老不死で知性的な、

多くの不思議な力を持つ者として描かれる。

 

吸血鬼は霧、オオカミあるいはコウモリに変身することができるとされる。

また、古来から鏡には人間の魂を映し出す力があると信じられていた為、

肉体と魂の結びつきが弱いとされる吸血鬼は、鏡にその実像が映らないとされる。

 

現代の特徴としては、

腕力は人間を超え、体の大きさを自由に変えたり、

コウモリや狼などの動物、霧や蒸気に変身でき、

どんな場所にも入り込む。

また、催眠術やフクロウ、コウモリ、狼、狐、昆虫といった動物、

嵐や雷などを操るとされる。

 

現代の吸血鬼が持つという特徴の源泉は、

東ヨーロッパにあった吸血鬼に限られない様々な魔物が持っていた特徴にある。

 

長文失礼しました。

普段から良く聞く名前でも、

調べてみると様々な伝わり方があり、

調べるのも楽しい内容でした。