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ゾロアスターの神々

ゾロアスターの神達

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サモンズボードの第5弾ガチャシリーズの『創炎の神話』

ザラシュトラアナーヒターアムルタートミスラアジ・ダハーカについてです。

紀元前の宗教の開祖と崇拝される神達でした。

 

ザラスシュトラ

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アヴェスター語:Zaraθu?tra、ペルシア語: Zarto?t ,??????、紀元前13世紀?~紀元前7世紀?。

ゾロアスター教の開祖である。

(古代ペルシアを起源の地とする善悪二元論的な宗教である。『アヴェスター』を根本経典とする。

ゾロアスター教の信仰神一覧:

アフラ・マズダー、アムシャ・スプンタ、スプンタ・マンユ、ヤザタ、ミスラ、

スラオシャ、ラシュヌ、ティシュトリヤ、アシャ・ワヒシュタ、ズルワーン、

アナーヒター、ウルスラグナ、フラワシ、ジャムシード、ダエーワ、アンラ・マンユ、
ジャヒー、アジ・ダハーカ、ザッハーク、アエーシュマ、ドゥルジ、サルワ、インドラ

 

近年の研究では、前10世紀から前11世紀にかけて活躍したといわれるが、研究者によって異なる。

たとえば、前1750年から前1500年にかけて、

また前1400年から前1200年にかけて、

イランの伝統では前570年頃、パールシー教では前6000年より以前ともされる。

 

一神教を最初に提唱したともいわれるが、ゾロアスター経典の中には、

古代アーリア人に共通する多くの神々が登場する。

したがって、

正確には「数多くの神々の中から、崇拝に値する神をアフラ・マズダーだけとした」人

物である。

その教えは、ユダヤ教、キリスト教に影響を及ぼし

また初期仏教にも影響を及ぼしていると一般に言われる。

ただしその影響力を絶対視する向きから、かなり限定的に見たり、

時にまったく皆無であったとする見方まで、さまざまである。

 

ニーチェの著作『ツァラトゥストラはかく語りき』の影響から

「ツァラトゥストラ」として有名だが、

これはペルシア語での呼称をドイツ語読みしたものである。

日本語では英語名の転写ゾロアスター(Zoroaster)の名で知られるが、

これは古代ギリシア語での呼称である

ゾーロアストレース(Ζωρο?στρη?, Z?roastr?s)
に由来する。

 

ザラスシュトラの本来の教えは、

イランの神話的聖典である『アヴェスター』内の「ガーサー(英語版)(韻文讃歌)」

部分の記述がそれに相当すると考えられる。

インドの『リグ・ヴェーダ』などとの言語学的比較から、

ガーサーは紀元前15世紀頃から紀元前13世紀頃に成立したと考えられる。

ここからメアリー・ボイス(英語版)などは、

ザラスシュトラの生存した年代をこの期間のいずれかに比定している。

 

ザラスシュトラの教えは、後にゾロアスター教としてまとまった宗教体系となるが、

ザラスシュトラの教えが述べられているとされる聖典『アヴェスター』が文字で記録されたのは後3世紀のサーサーン朝ペルシアの時代である。

この時代には、ペルシア語は中世ペルシア語となっており、

アヴェスター語とも呼ばれる古代ペルシア語はこの当時すでに解読が困難であった。

特にその最古層に属するガーサー部分は、今日でも解釈に異論があり確かなことが分からない。

ザラスシュトラ自身の教えの言葉が含まれるとされるガーサーは古代ペルシア語の方言で記されており、

一層解読に問題がある。

 

ニーチェの時代、ヨーロッパではザラスシュトラの思想は一つの流行となっていた。

ニーチェがどこから資料を得たのか不明であるが、後年の研究成果と比較しても、

かなり正確な知識を持っていたと思える。

ただ、その著作『ツァラトゥストラはかく語りき』は、

ニーチェ自身の思想をザラスシュトラに仮託して述べたものであり、

ゾロアスター教との相関はほとんどない。

ザラスシュトラの教えには、「永劫回帰」などはない。

恐らくは、リグ・ヴェーダ中の記述と混同した結果のニーチェの誤認である。

(永劫回帰に近い、全ては無から生じ無に還るの記述は、

ヴェーダのガーターなどヒンドゥー起源の書物に繰返し引用されている。

しかし、基本的にガーターはニーチェほどのラディカルな回帰性にない。)

 


アナーヒター

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アナーヒター(An?hit?)は、ペルシア神話に登場し、

ゾロアスター教において崇拝される女神。

 

アナーヒターはアヴェスター語形で、パフラヴィー語ではアナーヒト(An?hit)といい、

いずれも「清浄」を意味する。

他にもナーキッドという別名もある。

ゾロアスター教神学では中級神ヤザタに分類されるが、

主神アフラ・マズダーと太陽神ミスラに匹敵する人気を誇る。

 

本来は川や水を司る水神である。

この女神は世界の中央にそびえたつアルブルス山の頂から流れ出す川を守護するとされ、

この川は、あらゆる水路・川・入江・湖沼の源であると考えられているため、

アナーヒターはそれら広くの女神とされている。

更に、この川の水が生命を育成する源泉と考えられ、

アナーヒターは健康、子宝、安産、家畜の生殖・作物の豊穣の神ともされ、

財産や土地の増大をも司る。

その絶大な神徳から、サーサーン朝ペルシアの時代には極めて篤く崇拝された。

この女神はハラフワティー・アルドウィー・スーラー(Harahvat? Ar?dv? S?r?)、

すなわち「水を持つ者、湿潤にして力強き者」と呼ばれていた。

このハラフワティーという名から、

同じく川の女神であるインド神話の

サラスヴァティー

(芸術、学問などの知を司るヒンドゥー教の女神である。

日本では七福神の一柱、弁才天(弁財天)として親しまれており、

仏教伝来時に『金光明経』を通じて中国から伝えられた。)

と同起源と考えられている。

またペルシア7曜神では金星神とされる。

 

アナーヒターは力強い色白の腕を持ち、四角い黄金の耳飾りと、

百の星をちりばめた黄金の冠をかぶり、黄金のマントを羽織り、

首には黄金の首飾りを身に付け、

帯を高く締めた美しい乙女の姿をしているといわれる。

バビロニアのイシュタルと習合し、このとき容貌、装束、性格、祭儀もバビロニア的となる。

ヘレニズム時代になるとギリシャでも崇められるようになり、アフロディーテとも習合した。

ギリシャ語でアナイティス(’Ανα?^τι?)と呼ばれる。

また、リュディア

(アナトリア半島 (現在のトルコ)のリュディア地方を中心に栄えた国家)

ではキュベレやアルテミスと同一視された

 


アムルタート

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アムルタート (Am?r?t?t) とは、

ゾロアスター教において崇拝される善神 アムシャ・スプンタの一人である。

その名はアヴェスター語で「不滅」を意味する。

 

パフラヴィー語ではアムルダード (Amurd?d)、現代ペルシア語でモルダード (Mord?d) と呼ばれる。

アルメニアではこの名前を借用し、マロウト花として民間祭儀に使用した。

イスラム教ではマールートという天使の伝承に変化した。

 

女神と考えられ、同じく女神のハルワタートと密接不可分とされる

また、食物を司るとされ、悪神ザリチュ(渇き)の敵対者である。

スプンタ・マンユが創造した世界の七つの要素のうちの植物の守護神とされる。

 


ミスラ

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ミスラ(Miθra)とはイラン神話に登場し、

英雄神として西アジアからギリシア・ローマに至る広い範囲で崇められた神。

インド神話の神ミトラ(????? [mitra])と起源を同じくする、

インド・イラン共通時代にまで遡る古い神格である。

その名は本来「契約」を意味する。

 

ゾロアスター教のミスラ

ミスラは、司法神であり、光明神であり、闇を打ち払う戦士・軍神であり、

牧畜の守護神としても崇められた。

古くはアフラ・マズダーと表裏一体を成す天則の神だったが、

ゾロアスター教に於いてはアフラ・マズダーが絶対神とされ、

ミスラはヤザタの筆頭神に位置づけられた。

このような変化があったものの、

「ミトラはアフラ・マズダーと同等」であることが、

経典の中に記され、初期の一体性が保存された。

中世の神学では特に司法神としての性格が強調され、

千の耳と万の目を以て世界を監視するとされる

また、死後の裁判を司るという。

 

インドのミスラ

インド神話では、契約によって結ばれた「盟友」をも意味し

友情・友愛の守護神とされるようになった。

また、インドラ神など他の神格の役割も併せ持った。

『リグ・ヴェーダ』などではヴァルナとは表裏一体を成すとされる。

この場合ミトラが契約を祝福し、ヴァルナが契約の履行を監視し、

契約に背いた者には罰を与えるという。

ミタンニ文書でも、ミトラはヴァルナ、インドラ、ナーサティヤとともに現れる。

後世のインド神話ではあまり活躍しない。

アディティの産んだ十二柱の太陽神(アーディティヤ神群)の一柱で、

毎年6月の一カ月間、太陽戦車に乗って天空を駆けるという。

 

イランのミスラ

「ミスラ」という語形はインドのミトラに対応するアヴェスター語形で、

パフラヴィー語ではミフル(Mihr)、ソグド語ではミシ(Mi?i)、

バクトリア語でミイロ(Miiro)という。

古くは、インドと同じく契約・約束の神だったが、

中世以降は友愛の神、太陽の神という性格を強めた。

民間での信仰は盛んで、ミスラを主神とする教団も有った。

ミトラ一神教という動きもあった。

 


アジ・ダハーカ

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アジ・ダハーカ(A?i Dah?ka)はゾロアスター教に登場する怪物。

バビロン(古代メソポタミア地方)にあるとされているクリンタ城に棲む。

3頭3口6目の容姿を持ち、竜のような体型をしている。

悪神アンラ・マンユの配下であり、あらゆる悪の根源を成すものとして恐れられた。

アジは「蛇」という意味だが、ダハーカの意味はよくわかっていない。

 

インド神話の敵対的種族ダーサと同語源であるという説、

「人」という意味で「人-蛇」を意味するという説などがある。

文献的には『アヴェスター』(前12~6世紀ごろ?)が最古のものだが、

図像表現に限るならば紀元前2100~1800年のバクトリアにさかのぼる。

 

神話においては、千の魔法などを駆使して敵対する勢力を苦しめ、

アフラ・マズダー配下の火の神アータルなどとも激しく戦った。

その後、英雄スラエータオナがアジ・ダハーカを退治しようとするが、

剣を刺してもそこから爬虫類などの邪悪な生き物が這い出すため、

これを殺すことができなかった。

そのため最終手段としてダマーヴァンド山の地下深くに幽閉したといわれる。

 

比較神話学的には、アジ・ダハーカはインドの蛇の怪物ヴリトラに対応すると考えられている。

ヴリトラの別名アヒ(ahi, 蛇)がアジ(a?i)と言語学的に対応し、

3つの頭という属性が、

ヴリトラとセットになって神話に登場するヴィシュヴァルーパに対応するとされる。

元来はゾロアスター教以前の古代ペルシャ神話に登場する人間や家畜を殺す怪物だった。

 

イスラム教化後のイランでは、

フェルドウスィーの『シャー・ナーメ』に悪王ザッハークという名前で登場し、

フェリドゥーン(ゾロアスター教におけるスラエータオナのこと)に退治される。

解き放たれた暗黒竜は人、動物の3分の1を貪るという

しかし神話的英雄であるクルサースパに倒され最終的には殺される運命にある。

 

 

1人の開祖とその宗教の神達。

という形でした。

1名?は怪物でしたが。

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